沼津 御城印プロジェクト

御城印プロジェクト

プロジェクト第一弾「沼津四大城」

沼津市民の間でも、沼津地域で大きな役割を果たした4つの城、「興国寺城」、「長浜城」、「三枚橋城」、「沼津城」の存在はあまり知られていません。

というわけで昨今の歴史や史跡めぐりブームにあやかり、沼津の歴史に興味をもっていただきたく、四大城の御城印を制作しました。制作にあたっては、沼津市文化財センターにアドバイスを頂き、県立沼津西高等学校芸術科書道専攻の生徒さん3名に御城印の題字(お城の名前など)を書いていただきました。

それぞれに個性的な書体の御城印を、各城の史跡を巡りながら集めてくださいね。

4つの御城印

各1枚300円となります。

興国寺城興国寺城(題字:籾山 栞さん)

興国寺城とは

長享元年(1487年)伊勢新九郎盛時(北条早雲)が今川氏親より興国寺城と富士郡下方十二郷を与えられ、伊豆韮山に攻め込む足がかりとした場所。それから半世紀、天文18年(1549年)に城地は今川氏のものとなり、興国寺を移転させてその跡地に城を築いた。その後、戦国大名の争いの中で、北条氏、武田氏、徳川氏、中村氏と城主が変遷したが、天野康景の時代に廃城となる。

興国寺城跡|沼津市ウェブサイト

興国寺城 御城印販売場所

野﨑園055-966-2253沼津市根古屋473 [MAP]10:00 – 19:00不定休
お茶の興国園055-966-8322沼津市井出103 [MAP]9:00 – 17:30水曜定休
エス・キムラ055-966-2303沼津市根古屋175-1 [MAP]10:00 – 20:00日曜定休
営業時間・定休日に関しては、ご来店される前に直接ご確認ください。

長浜城長浜城(題字:高橋 世理加さん)

長浜城とは

天正7年(1579年)、駿河国を手中に収めていた武田氏が、狩野川河口に三枚橋城を築き北條氏を牽制すると、北条氏は伊豆国の中で最も重要拠点であった韮山城を守るため、武田氏との国境の城を改修した。さらに海から攻め込まれないよう長浜城を整備し、北条水軍の大将「梶原備前守景宗」を呼び寄せ、安宅船を主体とする北条水軍の主力を集結させ、翌年には武田水軍との間で「奥駿河湾海戦」が勃発した。

長浜城跡|沼津市ウェブサイト

長浜城 御城印販売場所

OH!MOS(オーモス)055-943-2136沼津市内浦重須14-10 [MAP]8:30 – 16:30水曜・日曜定休
営業時間・定休日に関しては、ご来店される前に直接ご確認ください。

三枚橋城三枚橋城(題字:伊藤 帆南さん)

三枚橋城とは

天正7年(1579年)に、北条氏を牽制するために武田勝頼の命で築城されたといわれている。武田氏の東駿河における拠点の一つの城で、いまの沼津駅の南側にあった。城は狩野川を背にして本丸をおき、それを取り巻くように二の丸、三の丸、外郭を配置した構造になっていた。

沼津城沼津城(題字:伊藤 帆南さん)

沼津城とは

安永6年(1777年)、のちに老中を務める水野忠友が、十代将軍徳川家治から沼津城地を拝領し、三河(愛知県)の大浜より沼津へ移った時、三枚橋城の縄張りをもとにして築いた城。東海道や沼津宿を城域に取り込んでおり、以降沼津は宿場町に加え城下町としても発展することになる。

三枚橋城・沼津城跡|沼津ウェブサイト

三枚橋城・沼津城 御城印販売場所

大手町会館055-962-1540沼津市大手町3-5-16 [MAP]9:00 – 16:30不定休
営業時間・定休日に関しては、ご来店される前に直接ご確認ください。

プロジェクト第二弾「沼津狼煙(のろし)台」

戦国時代末期の駿・豆国境で武田水軍との海戦を繰り広げていた北条氏は武田水軍の来襲に備え、真城山(さなぎやま)を起点とした狼煙による緊急連絡体制を浦々一致協力して構築するよう指示されていました。

井田の高田家に残る古文書には、

敵船を発見したらすぐ狼煙を挙げること。一カ所の狼煙をみたら、諸浦一同、狼煙をあげ、狼煙を見た者は相互に確認の狼煙を あげるべし。
見届けを怠った者は重罪に科す。猶、狼煙次第味方の船を出し、打ち留めること、油断なきよう。

という「虎の印判状」が残されています。

真城山の御城印は通常の2枚分のサイズです。
各1枚600円となります。

真城山

狼煙台・真城山 御城印販売場所

沼津観光協会055-964-1300沼津市大手町1-1-1アントレ2階 [MAP]9:00 – 18:00不定休
営業時間・定休日に関しては、ご来店される前に直接ご確認ください。

プロジェクト第三弾「阿野の館」

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する「阿野全成(あのぜんじょう)」ゆかりのお寺・大泉寺(だいせんじ・沼津市井出)と関係のある登場人物をモチーフにした御城印です。

大泉寺は約850年の歴史を持ち、本尊は聖観世音菩薩。全成・時元父子の墓や阿野氏の館跡に加え、公暁の位牌や「首かけの松」「銀杏観音」といった伝説もあるお寺です。

各1枚300円となります。

御城印プロジェクト 阿野の館「阿野全成」阿野 全成(題字:音渕 胡々 さん)

阿野全成とは

源義朝の七男で幼名は今若丸、頼朝の異母弟で、義経の同母兄にあたる。
北条義時と政子の姉妹・ 阿波局を妻とし、駿河国 阿野庄を与えられ、この地に居を構える。
その荒くれ者ぶりから悪禅師とも呼ばれた。
建仁三年(一二〇三)頼家の命で殺害される。

御城印プロジェクト 阿野の館「阿波局」阿波局(題字:大越 ひなの さん)

阿波局とは

阿野全成の妻、時元の母。鎌倉幕府初代執権北条時政の娘、北条政子と北条義時の姉妹。
建久三年(1192年)、頼源の次男・実朝の乳母となる。
全成が頼家の手の者により謀反人として捕まると、阿波局も捕らえられそうになるが、政子が引き渡しを拒否して難を逃れる。
嘉禄三年(1227年) に亡くなる。

御城印プロジェクト 阿野の館「阿野 時元」阿野 時元(題字:音渕 胡々 さん)

阿野 時元とは

阿野全成の四男。源頼朝は伯父、 義経は叔父にあたる。
父の死後、 阿野の地を治める。
建保七年 (承久元年/1219年)、二代将軍 頼家の次男・公暁が三代将軍 実朝を暗殺。次の将軍の座を望み挙兵するも叔父・ 北条義時の命で討ち取られた。

御城印プロジェクト 阿野の館「公暁」公暁(題字:大越 ひなの さん)

公暁とは

源頼家の次男。
5歳で父が暗殺され、2年後、祖母・北条政子の計らいで叔父の三代将軍・実朝の養子となる。12歳で出家し公暁に。
建保七年(承久元年/1219年)、十九歳、鶴岡八幡宮で「父の仇」と実朝を暗殺。直後に自身も討ち取られる。位牌は大泉寺にまつられている。

阿野の館 御城印販売場所

フランドル松屋055-966-0206沼津市原396-1
[ MAP ]
10:00 – 19:00日曜定休
沼津観光協会055-964-1300沼津市大手町1-1-1アントレ2階
[ MAP ]
9:00 – 18:00不定休
営業時間・定休日に関しては、ご来店される前に直接ご確認ください。

企画主体

大手町町内会、NPO法人沼津観光協会